私の年齢は62歳。家族構成は、88歳の父と2人暮らしです。夫とは20年以上前から別居していて、最近は顔も合わせていません。子供は娘が1人いますが、成人して隣の市で暮らしています。
私は3月まで清掃の仕事をしていましたが、父の状態が良くないので退職し、時間に自由の利くDM配達のバイトをしています。
気になる貯蓄額と生活費の内訳
貯金は、2つの銀行に合わせて270万。預貯金ではありませんが、一時払いの養老保険として、500万を別にしてあります。
定期預金ではなく保険にしたのは、私に何かあったとき、別居している夫に取られないためです。また、簡単に解約できないので、手をつけずに最期まで残すお金として確保しておきたかったのです。あと3年以上たって私が亡くなると、死亡時受取人の娘には700万が支払われます。
今年の年収はどうなるか、まったく見当がつきません。今のアルバイトも、いつまで続けられるかわからないからです。父が末期ガンで、もっと状態が悪くなって入院となれば、少しは体が空きますが、在宅ホスピスを選択すれば、私が外で働くのは難しいでしょう。
3月までしていた清掃の仕事は、月給9万ほどでした。今のDM配達の給料は、頑張っても3万くらい。それと、WEBライター仕事で2万くらいです。これでギリギリやっていけるのは、私の厚生年金が7万あるのと、父の年金が良く、父所有の店舗から賃料が入るからです。
食費は父と折半ですが、住んでいる家は私の所有で、父から家賃をとらないかわり、光熱費を負担してもらっています。私の方の出費は、月に10万~12万くらいです。スマホやPCの料金が負担になっています。
貯金を取り崩している現状から反省点を振り返る
貯金は、少しずつ取り崩している状態です。理由は、家の事情で仕事を減らし続けているため、どうしても毎月赤字が出るからです。
50過ぎまで、準公務員といった仕事を正社員でしていて、そのうえ副業として自宅で文章を書く仕事もしていたので、一時は税込みの年収が1000万にもなっていました。でも、娘を私立の中高一貫校にやったり、遠方の大学に進学させたりしたので、あまり貯蓄ができませんでした。家のローンも、退職まぎわまで払っていました。
キャリアの途中に専業主婦の期間があったのと、介護離職したのとで、退職金は600万足らず、その中から500万を一時払い保険にしたのです。
もちろん、貯金ができなかったのは、家のローンと教育費だけが問題ではありません。
40代半ばごろから、私は金遣いが荒くなりました。毎月ちゃんとしたお給料が入ってきて、ボーナスも良かったところへ、副業で思わぬお金が入るようになったので、経済観念が崩れてしまったのだと思います。
また、年代的にも、友人に見栄を張ったり、生活の質を上げたいという欲求が出るころだったかもしれません。
あのころ買った宝飾品や着物や絵画などは、今売ろうとしたら1割ほどの値にしかなりません。モノより現金を残すべきだったと、とても後悔しています。
将来のお金の不安をどう乗り越えるか
はっきりいって、将来はとても不安です。お先真っ暗といってもいいくらいです。
老後の資金などほとんどなく、ただ、自分が死んだときのためのお金には手をつけずに頑張ろうと思っていますが…。
父が亡くなったら、フルに働けるということ。それが私の、将来の希望だなんて、哀しいことです。でも、体が動く間に頑張って働かないと、減った貯金を元に戻し、さらに老後に備えて増やすことはできません。
父の遺産といっても、父は保険に入っていないので、200万くらいの貯金だけが全てです。亡くなったとき、葬儀やお寺へのお布施、その後の年忌法要などに使ったら、手元にはほとんど残らないでしょう。
父には貸し店舗という財産がありますが、これは弟が相続することになっています。私は別居中とはいえ、他家に嫁いだ身なので、私が受け継ぐわけにはいかないようです。
そして店舗は、売らない限り、分けることができませんし、売るためには現在の店子に退去してもらわねばなりませんが、まだしばらくは営業を続けると思います。
65歳になれば、老齢年金も受給を開始するので、月々の年金は12万くらいになります。家が自分のもので家賃が要らないので、なんとかやっていけるのではないかでしょうか。でも、少しはゆとりがほしいので、店賃の半分でも分けてもらえないか、弟に頼んでみるつもりです。
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