30代女性フリーライターのライフスタイルと貯蓄額

私は都内在住の女性で、年齢は34歳です。仕事は現在フリーライター兼飲食店の販売接客を行っています。家族は40代の夫との2人暮らしで、子供はいません。6、7年前に結婚してからは、今の生活スタイルがずっと続いています。

夫婦の収入と生活費の内訳

私の毎月の給料は11~13万円ほどで、年収は約130万円前後です。しかしながらその収入源のほとんどは飲食業の方です。

本来はライターの仕事1本を軸に考えているのですが、フリーランスという不安定な働き方と自身の未熟な技量では、兼業せざるを得ないのが現状です。どちらかと言うと今は、生活のために働いていると言った方がいいかもしれません。

都内でも郊外に近い端よりの区の、小さなマンションに夫との2人暮らしとは言え、何かとお金がかかります。

もちろん子供のいる家庭や親と同居の家庭とは比べようにならないほど恵まれているとは思いますが、住宅費や光熱費、保険料に加え、夫の親の入院費や介護費の他、私が学生のときに借りていた奨学金の返済費用などを差し引くと、毎月手元にはほとんどお金は残りません。

介護費は仕方ないにしても、毎月2万円ほどの奨学金返済費用は支出として結構痛いものがあります。本当は結婚する前に清算したかったのですが、20代の頃の非正規の一人暮らしという生活形態ではなかなか難しいものがあり、結局結婚後も持ち越すことになりました。

夫のボーナスなど一時的に収入が増えることはあっても、それもマイナスになりそうな月にどこかで補填されてしまうため、貯金はほとんどできていません。

貯金ができない理由は夫婦の不安定な働き方にあり

貯金ができていない理由の根本的な原因に、夫と私のそれぞれの不安定な働き方があると思います。

夫の仕事はイベントなどに使うパネル制作なのですが、繁忙期と閑散期の仕事量の変動が激しく、繁忙期はグンと収入が跳ね上がるのですが、閑散期はその逆もしかりです。そのため毎月の収支のバランス調整にはなかなか難しいものがあります。

その月の収入から考えていくら貯金すればいいのか、と予測できれば本当は一番いいとは思うのですが、夫婦2人とも月ごとに収入がバラバラだと、そうもいきません。

40代という夫の年代を考えると、現在のような体力仕事もずっと続けられるとは思えず、彼自身も閑散期に何か将来に繋がる別の副業を、と考えているフシはあるのですが、まだ行動には結びついていません。

私自身も飲食店の仕事を増やそうと思えば増やせるのですが、いずれはライターとして独立を考えているので、より技量を磨くために、今は限られた時間の中で切磋琢磨するしかありません。

私も夫も、結局は安定した収入よりも自分のやりたいことを優先したいと考えているため、貯金が二の次になっているのかもしれません。決してそれで満足しているわけではありませんが、しばらくこの生活形態は続きそうです。

今の自分達にとって最も現実的、合理的なお金の運用方法

結婚したときから「お互い好きなことを、好きなようにやる」と決めていたので、将来子供を産む予定はありません。

周囲からもよく言われるのですが、もちろんそれによって将来抱える負担というのも考えていないわけではありません。

今後収入が増えるとも言えず、夫婦2人でいつまで働けるか分かりません。老後どちらかが病気になったり介護が必要になったりすると、片方だけではきっとまかなえきれないと思うので、人の手に頼らざるを得なくなるとは思います。

そのためのお金は本来今からでも少しづつ貯めていかなければと思っていますが、ただ現状ではそれが難しいので、娯楽費や交際費など削れそうなところを削り、生活バランスを調整していくしかありません。

また、ゆくゆくは今のマンションを引っ越し、家賃の安い郊外か、実家に近い田舎に住むことを考えています。少し前は家の購入を、と考えていたのですが、将来引き継ぐ相手もいないので、それは断念することにしました。

今の生活を大きく変えるのではなく、現状でできることはなにか、お金を増やすことではなく、手元にあるお金でどう生活していくか、と考えることが、今の私たちにとって現実的であり、最も効率的な方法でもあるのです。

今後のためにも、しっかり将来のことを考え見通していきたいと思っています。


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